下剤の注意点

下剤の使用でもっとも注意すべき点は、下剤の長期使用です。下剤の長期使用は自然な排便ができなくなり、慢性的な便秘を引き起こすからです。

下剤の使用自体が悪いわけではありません。便秘の状況によっては一時的な下剤の使用はむしろ必要な時もあります。しかし便秘の原因は一時的なものではなく体質や生活習慣によるものなので、そこを改善しない限り、下剤を多用することになり、最悪の事態を招いてしまうのです。

そこを理解しておけば、便秘の解消方法としてある程度の下剤の使用は致し方ないと思われます。ただし、下剤の正しい飲み方を知っておかないと問題が起こる場合があります。

下剤を使用する際の注意点

市販の便秘薬の多くは、一日一回寝る前か、空腹時に服用するようになっています。就寝時に飲むと、翌朝には便が軟らかくなり、大腸の蠣動運動がおこりやすい状態になっています。こうして朝食を食べたり、牛乳を飲んだりすると、胃と大腸が反射を起こして便通が起きるわけです。

なかには、便秘薬を飲むと、すぐに効き目があると思い込んでいる人がいますが、これは間違いです。だいたい、六時間から七時間はかかるのが普通です。また、薬の力で一気に出そうとして、下痢になるくらいまでたくさん薬を飲む人がいますが、これは絶対に避けてください。そうしたことが重なって、腸の機能に悪影響を及ぼし、本格的な便秘になったり、腸に障害をおこしたりするのです。

薬はあくまでも、便を軟らかくし、蠕動運動を促進させるための手伝いにしか過ぎません。下剤を利用する際には、そのことをよく肝に銘じ、プラスアルファとして利用を心がけましょう。

下剤を使用してはいけない場合

下剤は、その人の便秘の状態によって服用していい場合と、いけない場合とがあります。以下の様な場合は下剤は使用しないでください。

けいれん性便秘には使えません

過敏性大腸症候群からくるけいれん性便秘の人は、下剤を服用してはいけません。下痢が続くことになります。基本的には医師の治療を受けましょう。

持病のある人は勝手に飲まない

他の病気で病院にかかっていたり、薬を飲んでいる人は、勝手に市販の下剤を飲まないようにしましょう。その病気や薬が便秘の原因の一つとして作用している場合もあるからです。

激しい腹痛や嘔吐があるとき

緊急を要する病気のことがありますから、先ず、病院で医師の診察を受けましょう。

妊娠中の人は医師の処方で

妊娠している女性、あるいはその可能性のある人は、勝手に市販の薬を服用せず、必ず医師に相談するようにしましょう。下剤のなかには、骨盤を充血させる作用を持つものもあり、早産や流産の原因になる可能性もあるからです。妊娠していでも安心して服用できる薬を、医師に処方してもらいましょう。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク