便秘による症状・病気

便秘の症状や病気には様々なものがあります。

便秘の主症状は排便が困難になり、腹痛などが起こることですが、便が腸内に留まっているということは腐敗物を長期間体内に溜めていることと同じでので、当然体の色々な部分に悪影響を及ぼします。

便秘によって直接悪影響を受けるのは大腸ですが、全体的に抵抗力が弱まったり、自律神経が弱まる傾向があります。

そういった背景のもとに現れる代表的な便秘の症状や病気には以下のようなものがあります。

便秘解消は排便できない不快感だけでなく、こういった症状を回避する健康のためにもとても重要なものです。便秘と上記のような症状が出ている場合はこちらの便秘解消方法を試してみてください。

それでは、便秘による症状や病気をそれぞれもう少し詳しくご説明します。

肌荒れ・ニキビ

便秘の症状:肌荒れ・ニキビ

便秘をするとてきめんにあらわれる症状が吹き出ものなど肌へトラブルです。これは女性にとってはなかなかに深刻な問題でしょう。

ニキビ、吹き出もの、肌荒れ、しみ。また、肌の張りや艶がなくなったり、顔色がさえなかったり、お化粧ののりが悪かったりすることもあります。代表的なのは肌荒れ(吹き出物)とニキビです。

出るべきものが長く腸内に止まっていると、当然ながらからだの新陳代謝は促進されません。それにより、ちょっとしたことでも感染をおこして、吹き出ものになることも考えられます。他の症状もそれに起因していることは間違いないでしょう。

いずれにしても、便秘は美容の大敵ですので早めに便秘解消することが必要です。

ガスがたまっておなかが張る

便秘の症状:ガスがたまっておなかが張る

便秘になると、時としておなかが痛んだり、張ったりしますが、これは便というよりもむしろ、腸のなかにたまったガスのせいです。

このガスが便が詰まっていることによっていきどころがなくなり、おなかの張りや腹痛を引き起こします。

おなかのなかにガスとしてたまるのは、70%が食事やおしゃべりのときに口から入った空気、20%が血液中のガス、残り10%は食べ物が腸内で発酵したり、腸内の細菌の作用で生じるものです。

とくに、便秘をするとガスが便と便の間にたまるため、発酵の度合いが強くなります。また、悪玉の腸内細菌が殖えたことにもより、やがては臭すぎるオナラとして出てきます。

ちなみに、早食いの人やよくおしゃべりをする人などは、空気をたくさん飲み込みますのでガスがたまりやすく、いつでもおなかが張っている傾向があるようです。
したがって、オナラの出方は多くなりますが、さほど臭くはないはずです。臭すぎるオナラが出たときには腸の調子を注意して観察するのがいいでしょう。

お腹が張るのや臭いオナラをしないためにも便秘解消方法を実践しましょう。


便秘の症状:痔

簡単にいえば、便秘は痔を作り、痔は便秘を悪化させるといえます。

人間は立って生活をする生き物です。四つ足の動物ならば肛門と心臓は同じ高さの位置にあるので、肛門部の血流はスムーズに流れます。ところが立っている場合には、血流は下から上へと流れるため、流れ方が悪くなります。つまり、肛門部はただでさえ鬱血をしやすい部分なのです。

ところが、便秘になると、出そうと思って強く力みます。それによってますます鬱血がひどくなり、ついには、一部が飛びだしてしまうことになります。これがいぼ痔(痔核)です。

硬くなった便を無理やり出そうとするために、肛門のヘリが裂けてしまうのが裂肛(裂け痔)です。排便のときに出血し、排便の後でも痛みが続きます。

肛門の近くには肛門腺という分泌腺があります。ここに硬い便が入りこむと炎症が起こり、膿んで穴が開いてしまいます。これが穴痔(痔壊)です。

このように便と痔の関係は非常に密接で肛門周辺はとくに神経がたくさん集まっていますので、痔の痛みは強烈なものです。そのため、便を出すのがイヤになる排便恐怖症となり、便意があってもそれを我慢してしまい、便を硬くしてしまいます。

出そうとすればますます痛い。でも、出さなければと思って力むから痔が感化する。もう、トイレはイヤだと思い、便意を我慢するから便秘も進むというように、悪循環になっていくわけです。こういった悪循環を経つためにも早期の便秘解消が必要です。

また、女性では、妊娠すると、子宮が腹部静脈や直腸を圧迫するので、血行が妨げられ鬱血を起こしやすく、便秘や痔になることもあります。

肥満

便秘の症状:肥満

便がたまっているから太るということではありませんが、肥満している人に便秘の傾向が強いことは確かです。とくに男性にその傾向が多いようです。

肥満していると皮下に脂肪をつけず、臓器に脂肪をつけてしまうことがあります。もし、脂肪が大腸についてしまえば、その重みで腸が垂れ下がってきます。

その結果として、腸の機能がうまく働かなくなり、便秘になると考えられます。また、生活習慣病になりやすくなります。

そして、肥満の人たちの好む食べ物や、生活態度にも問題があります。動物性脂肪の大量摂取、ケーキなどの甘いものによるカロリー過剰、ビタミン類や無機質類を含む野菜などの不足、そして運動不足。こうした肥満の原因は、そのまま便秘の原因に当てはまります。便秘解消法を実践すると共に生活態度から改めたいものです。

口臭がきつくなる

便秘の症状:口臭がきつくなる

便秘をすると胃腸の調子が悪くなります。

胃腸の不調は口臭となってあらわれます。あるいは、グップが臭いこともあります。また、この他にも、舌に白くコケができたり、口の端が切れたりということもあります。

イライラ・不眠症

便秘の症状:イライラ・不眠症

便秘など出るべきものが出ないというのは嫌なものです。しかも、便などをおなかにためこんでいては、気分良くなれというのは無理というものでしょう。ストレスもたまってきます。

ストレスがたまればイライラが募ります。年中イライラしているからよく眠れなく不眠症になります。眠れないから、またイライラするという悪循環を繰り返すのです。

肩こり

便秘の症状:肩こり

便秘の人はよく肩こりの症状を訴えます。

便秘と肩こりの明確な因果関係は分かっていませんが、便秘によって自律神経のバランスを崩すのが最大の原因も思われます。

大腸憩室症

便秘が酷くなると大腸憩室症という病気になることがあります。

大腸の壁には筋肉の弱い部分があって、腸の内圧が高まると、その部分の腸壁が袋のように外に飛び出します。これを憩室といい、とくに結腸に多く見られます。

憩室自体は無症状ですが、便がたまったりして炎症を起こすと、腹痛やおなかの張り、あるいは、出血をおこすことがあります。これが大腸憩室症です。

原因としては、便秘のため、傍やガスの圧力が腸壁に加わることが考えられます。また、逆に大腸憩室自体が便秘や下痢の原因となることもあります。

大腸憩室の原因は不明ですが、三十代後半から四十代前半の人たちに増えてきたことを考えても、やはり食事の欧米化が根底にあると思います。便秘がクセになっている人は便秘解消に務めるだけではなく、一度食生活を根本から見直してみましょう。

大腸ガン・大腸ポリープ

大腸のポリープは直径数ミリから1~2cm以上の大きなものまであります。大腸ポリープが怖いのは、胃などにできるポリープと違って、ガンに発展する可能性があるからです。

ですから、見つかると大抵は内視鏡検査のときに切り取ってしまいます。大腸ガンは、以前には日本人には少なかったのですが、ここ数年で急増しています。その最大の理由は、食生活の欧米化があげられます。

肉類や高脂肪の食べ物を多く摂り、日本の伝統的な食品で食物繊維をたくさん含んでいる豆類、野菜類、芋類、海草類を食べなくなったことが原因と考えられています。

たとえば、ハワイへ移住した日系人たちの間では、一世では大腸ガンが少ないのに、二世になると急激に増えたといいます。欧米型の食事が原因と考えられる根拠といってもいいでしょう。

脂肪が腸内細菌によって分解されるときに、発ガン物質が作られるともいいます。腸ではそうした有害な物質は吸収しないように選別し、有害物を便として排出するような

機能がありますが、便秘時に便が長く腸に留まっていると、そうした有害な物質まで吸収してしまう可能性があります。

それが大腸の壁を刺激してガンへと進んでいくのだと思います。ポリープについても同じ原因と考えて差し支えないでしょう。

また、最近では肉類にも防腐処理をしているものも多く、インスタント食品などには化学調味料や化学薬品がたっぷりと使われています。これが腸内細菌の働きによって分解されるとき、悪影響を及ぼす可能性もあります。

便秘解消方法の多くは水を飲んだり、食物繊維を食べたりと意外と忍耐力のいるものが多くあります。しかし、癌になるよりは遥かにマシですので、頑張って便秘解消しましょう。

乳ガン

便秘の人は乳ガンにかかりやすいというアメリカのカリフォルニア大学からの報告があります。

乳ガンの検診に訪れた1481人の細胞を調べたところ、便秘の人(週二回以下の排便)は四人に一人の割合でガンになりやすい異常細胞をもっていたのに対して、毎日排便のある人は、異常細胞をもつ人の数が五分の一だったといいます。

乳ガンは最近急激に増えているといいます。無視できない報告といえましょう。

アレルギー

便秘をしていると、じん麻疹やぜんそくなどのアレルギー性の病気にもかかりやすくなったり、悪化したりします。

アレルギーとは抗原(アレルゲン)が、私たちのからだに作用して抗体を作り、そこへ再び抗原がからだのなかに入ってくると、抗体と結合することによっておこる現象です。

このとき、血管が弱くなり、組織にムクミや細胞浸潤などが生じ、症状としてあらわれます。これが気管支に出ると喘息発作、皮膚におこるとじん麻疹やアトピー性皮膚炎、鼻におこるとアレルギー性鼻炎というわけです。

アレルギー性の病気は、自律神経と深い関係があるといいます。自律神経のバランスをよくするためにも、便秘の解消は大事なことなのです。

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