便秘とは

便秘・・・。

読んで字の如く、本来からだの外に出さなければならない便を、後生大事とばかりに、おなかのなかにため込んでいる状態です。

出るべきものが出ないのですから、苦しいのは当然ですし、日常生活などにもさまざまな支障がおこってきます。その苦しさは、経験した人でなければわかりません。「私、便秘なんです」と人に打ち明けたとしても、当人の辛さや悩みはなかなか他人に理解できるものではありません。また、恥ずかしさもあって、人に話すこともできず、ひとりで悶々と悩んでいる人もいるでしょう。

いずれにしても、便秘は身体的にも精神的にも決してよい結果をもたらしません。出すべきものは早く出してしまうのが一番ベストなのです。

さて、この便秘、いったい、なぜおこるのでしょうか。

それを知るには、便秘には「機能性便秘」と「器質性便秘」の二種類があることを理解することからはじめます。

機能性便秘とは、病気以外の理由で、腸の働きが低下する、あるいは、腸が十分に働いても、便そのものに原因があって出なくなってしまうもので、日常の生活習慣に起因するところが大きいので「習慣性便秘」とも呼ばれています。

これに対して器質性便秘は、大腸内に何らかの疾患、あるいはその他のからだ的な原因があり、大腸の内腔が狭くなって便の通りが悪くなり、その結果として便秘になるもので、別名を「症候性便秘」といいます。読んでお分かりのように、器質性便秘は疾患によるものですので、仕方ないといえば仕方のない部分もあります。

しかし、機能性の便秘は、「日常の生活に起因する」とあるように、その人の生活態度が大きなウエイトを占めているのです。つまり、便秘(機能性に関して)は、あなた自身が作り出しているともいえるのです。

便秘の定義

人間が便を溜めようと思ったらいったいどのくらい溜められるでしょうか。

普通の生活をしてバランスの良い食事をしている人ならば、四十八時間が限度といったところでしょう。あるいは、我慢しろといったら一週間くらいは平気なこともあるかも知れませんが、これは粥などの消化のいい食べ物ばかりを摂っている場合です。

一般的には、便秘は「食物のカスとしての便が腸管内に、異常に長時日、貯溜されている状態であって、腹痛その他の症状を起こすもの」要するに、便が数日間も出ず、腹痛が起こるような状態とされています。

しかし、実際のところ、便秘の定義は明確にはありません。先程も述べたように、消化のいいものばかりを食べていれば一週間でも我慢できるのです。たとえ、3日に1回しかお通じがなかったとしても、「スッキリした」という感覚があれば、それは便秘ではありません。

もちろん、し1日2回でも、スッキリと出きるならば、全く問題はありません。

便秘の程度

便秘には明確な定義はなくスッキリした感覚があれば便秘ではないとご説明しましたが、排便していない状態が続いていれば便秘になりかかっていると言えます。

そこで、排便が無い期間に応じて便秘の程度の目安(習慣性便秘の場合)を表してみました。

軽度の便秘

2~3日に1回、便が出たり出なかったりする。出したあとでも残便感が残る。

【状況】

便意を逃していると本物の便秘になりやすい

中程度の便秘

4-5日に1回、便が出たり出なかったりする。出した後でも残便感が強く、再びトイレへいく。

【状況】

粘着度の強い便(肉食が多い)だと便が直腸壁にこびりついて宿便となりやすく、出にくくなる。

強度の便秘

1週間以上も便が出ない。

【状況】

直腸、S状結腸にも便がたまっており、停滞した時間が長びけば水分吸収もおこって固くなり、出にくさが増す。ときに下痢もおこる。早めの対策が必要。

便秘になりやすい生活習慣

便秘になりやすい生活習慣というものがあります。以下にあげるものの内一つでも心当たりがあれば便秘予備軍と言えます。

  • 肉類が好きでいつも食べている
  • 消化のよいもの、柔らかなものを選んで食べている
  • 野菜はあまり好きではない
  • インスタント食品が多い
  • 水気の多いものはあまり食べない
  • 仕事が生きがいだ
  • 朝はギリギリまで寝ている
  • 仕事が面白く無い。ストレスが溜まる
  • 生活が不規則だ
  • 運動はあまりしない
  • 肥満している
  • トイレに行くのを我慢することが多い
  • 痔を患っている

どうでしょう。現代人の殆どがこの内一つはあてはまるのではないでしょうか。便秘の人が多いのもうなずけるわけです。

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